給与粗飼料
給与粗飼料に使われている代表的な物は次の通りです。
イタリアンストロー(Italian ryegrass) イタリアンストロー(Italian ryegrass)
ライグラス類の牧草で、世界の温帯から亜熱帯地域にまで広く分布している。湿りのある肥沃地に適する1年草の牧草で、主として採草用として栽培。再生力があり多収で飼料価値も高い。特にビタミンAの含有が低いため肉用牛に適しています。
オーツヘイ(Oat hay) オーツヘイ(Oat hay)
イネ科の1年草。冷涼、湿潤、不良環境地にもよく生育する。オーツ(エン麦)が育ったもの。我国の輸入先の9割りがオーストラリア。タンパク質・デンプン質が多く含まれる。粗繊維質は低い。ビタミンAの含有が低いため肉用牛に適しています。
チモシー(Timothy) チモシー(Timothy)
イネ科の多年草。冷涼な気候に適している。嗜好性が高く、穂が付いているのが特徴。栄養のバランスが良い。繊維質が高いが消化性に優れている。
稲ワラ 稲ワラ
お米の収穫後、天日干しされた稲ワラは、消化し易くなるが栄養分はかなり低いものとなっている。しかし、肥育中期以降の飼料としては、肉質を仕上げる時期で霜降り度合いを落とすビタミン含量の少ない稲ワラが適している。
輸入稲ワラ 輸入稲ワラ
国産の稲ワラが、現在供給不足である事から、主に中国・オーストラリアから輸入している。
ヘイキューブ(Hey Cube) ヘイキューブ(Hey Cube)
マメ科の多年草であるアルファルファ(英名ルーサン)を乾燥し、キューブ状に圧縮成型したものです。輸送が便利で、粗タンパク質・ビタミン類・カルシュウムなどが豊富で栄養価が高い。